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鈴木住宅工房@秋田県大仙市(旧仙北町)

シックハウス ガイヤの夜明けを見てみて

TBS系列番組「ガイヤの夜明け」でシックハウスが取り上げあげられていた(仙台の放送)。秋田では放送しているのだろうか。
日経スペシャル「ガイアの夜明け」 2月6日放送 第249回
「家があなたを壊すとき~シックハウス・化学物質過敏症と闘う~」
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview070206.html

シックハウス症候群になると室内の僅かな科学物質に過剰に反応してしまう「化学物質過敏症」になる。ひどい場合は、下痢、嘔吐、咳などの症状がでる。
科学物質過敏症にかかった患者は、国内に70万人から100万人いると言われているという。シックハウス症候群は、新築や改築時、隣地の工事から発生する化学物質に反応してなどが原因になっているケースが紹介された。患者は普段の生活を送ることが出来なくなる。安心して住める場所がなく、移転先を求めて各地を彷徨うことになる。農薬を使わない農村へ移転する人もいる。それでも病気が完治するわけではなく、一時しのぎの住まいに過ぎない。
住宅メーカーでも対策に取り組み始めている。対策の流れとして大きく二つある、形状記憶合金でつくった換気装置(温度が高くなると自動開閉する)、病院の手術室に使われるようなフィルターを装備した高性能換気扇を住宅に設置したり、各部屋に24時間換気を施したりと、設備で対応しようとするものが一つ。もう一つは、住宅の造りかたを昔に戻そうというもの。建具の接着剤として米をすり潰した糊(性能は一般接着剤に引けをとらない)を使ったり、柿渋に塩(伯方の塩)を混入した液剤を白アリ用防虫剤として使用したりと、手間と時間はかかるものの無添加住宅の実現に挑んでいる。自分としては後者の方法が共感できるところ。国が義務化する機械仕掛けで有害物質を室外へ排除しようとする住宅には疑問が残る。番組では無添加住宅開発のパイオニアとして株式会社無添加住宅代表取締役社長 秋田憲司氏が紹介されていた。http://www.kurimoto-ci.co.jp/tokusen/mutenka/main.htm
大枚をはたいて新築した方やマンションを購入した方が、シックハウス症候群にかかった場合、そう簡単に転居できない現実がある。応急措置として、むき出しになった合板や塗料を覆う封止塗料を壁、床、天井に塗布したり、化学物質が発生しない断熱材を隙間に埋め込む方法も紹介された。
いろいろ考えさせられた。いくらホルムアルデヒドの含有量が低い接着剤を使用しているからといって、クレームにつながる床のきしみ音などを気にするあまり大量に使用していては、トータルで住宅建設に使われる有害物質の量は多くなる。フリーメンテナンスの過度な追求にも注意を払いたい。
病気にかかってからでは手遅れ。設計者のみならず、施主、職人たちの理解も必要となる。
  1. 2007年02月20日 12:09 |
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